馬場楠井手の鼻ぐり
菊陽町曲手 加藤清正の治水事業によって慶長13年(1603年)に白川左岸側の阿蘇溶結凝灰岩(Aso-3)を掘削した井出。阿蘇に源を発する白川にはヨナ(火山灰土砂)が多く含まれており、灌漑井出にはヨナが堆積して維持管理が大変であった。そこで清正は鼻ぐりという全国に類を見ない独特の技法で土砂を巻き上げながら水流穴から流される技法を使った。
姫井橋
菊池市旭志 合志川に架けられた我が国初のコンクリート下路式アーチ橋である。 珍しく大きなアーチの主構が高欄も兼ねている。当時初めて馬車が通れる橋だったたので馬橋とも呼ばれる。 2006年に土木学会より「選奨土木遺産」に認定された。
門前川橋
御船町大字木倉 江戸時代の文化5年(1808年)に日向往還に架けられた緑川流域では最も古い石橋。アーチの切石を川石の楔で止め、さらにもう一重違う大きさの輪石で補強された、珍しい楔石工法の石橋として知られる。 現存する県内の楔石工法の中では、植木町の豊岡眼鏡橋についで二番目に古い。
大蛸樋門群
八代市鏡町~千丁町 熊本県指定文化財。樋門は干拓の構造物の要であり、干潮時には内陸の水を排出し、満潮時には逆流を防ぐための扉を設けた施設である。樋門を囲む鞘石(石垣)の一部に通常は城郭以外に使用されることのない巨石を使っている。 石材は砂岩であり、天草に分布する古第三紀層と思われる。
大窪橋
美里町大窪 美里町指定文化財。大窪橋の特徴は、他橋に見られない円の中心が常時水面下であるため、両基盤の中心角が157.4度と大きいことである。中央高が単一拱(町内の眼鏡橋)としては、平地架橋では限界のものである。 石材は、阿蘇溶結凝灰岩を使っている。
三角西港
三角町三角浦 国費で造られた明治三大築港の1つ。築港後一世紀の歴史をもちながら殆ど無傷で遺構が残り、現在も利用されている唯一の港湾史跡で、2002年12月に国の重要文化財に指定された。石材は1号橋横の大矢野島の飛岳から切り出された角閃石安山岩。飛岳は約300万~400万年前に噴出した溶岩ドームである。
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